2019年も残り僅かとなりました。本記事ではこの半年間にリリースされたアルバムの中から特にお勧め出来る5枚を選定しました。もし聴き逃している作品がありましたらこの機会に耳を傾け今年後半のDrum 'n' Bassシーンを振り返ってみては如何でしょうか。
なお、同趣旨の過去記事はこちらからご覧頂けますので是非お役立て下さい。
今年下半期は2018年に拠点をイギリスに移した日本人Drum 'n' BassプロデューサーMakotoがHospital Recordsとの契約後2作目となるアルバム'Tomodachi Sessions'をリリースしました。全曲にコラボレーターを設定し一曲ごとに違った個性が光る本作は、シーンのベテランとなったMakotoが新人から重鎮まで幅広いコラボレーションを通じて豊かなLiquid Drum 'n' Bassアルバムを生み出すことに成功した傑作です。
そしてHospital RecordsのボスLondon Elektricityが4年振りとなるアルバム'Building Better Worlds'をリリース。ソウルフルで幸福感を感じる楽曲が大勢を占め、有機的な楽器構成を主体に描かれる鮮やかな音世界で彼らしいDrum 'n' Bassアルバムを形作っています。
更に2016年にMetalheadzからデビューアルバムをリリースしたSCARが同レーベルから2作目となる'High Fives & Devil Eyes'をリリースしました。何らかのサブジャンルに分類しようとすればDarkstepが適用されますが、アルバム収録曲は多様です。前作同様硬質なドラムサウンドに鋭利なベースそして幻想的なパッドとSCARらしくそして非常にMetalheadzらしいアルバムに仕上がっています。
Makoto - Tomodachi Sessions
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London Elektricity - Building Better Worlds
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SCAR - High Fives & Devil Eyes
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Philth - Moments In Time Part 1
Dispatch Recordings / Moments in Time - Part 1 - Philth / Amazon.co.jp デジタルミュージック
Document One - Document One
Shogun Audio / Apple Music / Amazon.co.jp デジタルミュージック