2020年下半期絶対に聴いておくべきDNBアルバム5選

例年にない運びとなった2020年も終わり新しい年が幕を開けました。本記事では昨年下半期にリリースされたアルバムの中から特にお勧め出来る5枚を選定しました。この6ヶ月を振り返るきっかけとして活用していただければ幸いです。

なお、同趣旨の過去記事はこちらからご覧頂けますので是非お役立て下さい。

2020年下半期はMetalheadzからMikalが2作目となるアルバム'Metalwork'をリリース。タイトにプログラムされたドラムに神秘的なアトモスフィア、そして歪んだベースという要素は'Wilderness'を正常進化させた内容で前作のファン、伝統的なDrum 'n' Bassを求める方には是非お勧めしたい作品です。

Keenoは2017年の'All The Shimmering Things'以来となるアルバム'I Live, I Learn'をリリース。彼らしいピアノやストリングスを主体とした美しいLiquid Drum 'n' Bassが中心のアルバムで、前作から大きな変化は認められない為目新しさを求める方には物足りない内容と言えるかもしれませんが4作目となり成熟したKeenoを聴くことが出来ます。また、これまでMed School Musicから作品をリリースして来たKeenoですが、レーベルの閉鎖に伴い本作はHospital Recordsからのリリースとなっています。

2020年初頭にHospital Recordsとの契約を発表したDRS & Dynamiteは08月にデビューアルバム'Playing In The Dark'をリリース。MCという存在はDrum 'n' Bassシーンにとって常に議論の対象です。Drum 'n' BassファンであってもDJ Setに於けるMCは不可欠だと希求する人も居れば忌避する人も居ます。本作はそんなDrum 'n' Bassシーンに馴染みの深いMC二人のコラボレーションアルバムです。S.P.YやCalibre, DJ Marky, Roni Sizeといったプロデューサー達がトラックを提供する豪華内容にも注目。