2017年下半期絶対に聴いておくべきDNBアルバム5選

2017年も残すところあと僅かとなりました。本記事では今年下半期にリリースされたDrum 'n' Bassアルバムの中から特にお薦めしたい5枚をご紹介致します。この6ヶ月を振り返るきっかけとして活用していただければ幸いです。

なお、同趣旨の過去記事はこちらからご覧頂けますので是非お役立て下さい。

今年下半期はBrookes Brothersが約6年振りとなる待望のセカンドアルバム'Orange Lane'をリリースしました。'Orange Lane'は彼等の根底にあるFunk, Disco, Soulの要素が増強され、更にTropical HouseやFuture Bassからの影響を感じさせる程のダイナミックなシンセブラスのフィルタースウィープサウンドが楽曲を鮮やかに彩ります。前作を上回る多彩で華やかなメロディーに小気味良いタイトなドラムサウンドは本作をDrum 'n' Bassアルバムとしてだけではなくホームリスニングにも適したアルバムたらしめています。

今年始めHospital Recordsとの契約を発表したMakotoは同レーベルから'Salvation'をリリース。従来のMakoto作品からの変化を感じさせる綺羅びやかなシンセサイザーサウンドの数々が新鮮な印象を与えてくれます。TCの'Circle of Fifths'は力強いドラムサウンドと生き生きとしたミドルレンジのベースが印象的で、Lo-Fiな周波数バランスと相まって00年代中期のシーンを思い起こさせる端的かつ明快なDrum 'n' Bassアルバムに仕上がっています。