2021年下半期絶対に聴いておくべきDNBアルバム5選

2021年も残すところあと僅かとなりました。昨年初頭に起こった新型コロナウイルス感染症の感染爆発から長らく大規模な経済活動の再開を見合わせてきたヨーロッパ各国ですが、高いワクチン接種率を背景に今年下半期は大規模なDrum 'n' Bassイベントも開催される様になり、一時はこのまま日常を取り戻していくものと見られていました。しかし、11月にオミクロン株（Omicron Variant）の存在が確認されるとイギリスでも急速に感染が増加。今後の入院者数大幅増を警戒しワクチンの追加接種を推し進めるなど対応に追われています。

この様に年末になり再び先行き不透明な状況に陥っていますが、今年下半期各レーベルからのリリースは堅調でした。本記事ではこの半年間にリリースされたアルバムの中から特にお勧め出来る5枚を選定しています。もし聴き逃している作品がありましたらこの機会に耳を傾けてみては如何でしょうか。

なお、同趣旨の過去記事はこちらからご覧頂けますので是非お役立て下さい。

下半期はEtherwoodが4枚目のアルバム'Neon Dust'をリリース。前3作と同様に美しいLiquid Drum 'n' Bassアルバムとなっていますが、Med School Musicの閉鎖に伴い本作はHospital Recordsからのリリースとなっています。

CalibreはShelflifeシリーズの7作目'Shelflife 7'をリリース。本作には2001年から2020年の未発表曲が収録されています。AudioはRAM Recordsから'Beastmode'以来5年振りとなるアルバム'[Unsocial]'をリリース。2019年に自身のレーベルSnake Pit Recordsを設立しシングルをリリースして来たAudioですが今回再びRAM Recordsに舞い戻り彼らしい硬派なDrum 'n' Bassアルバムを届けてくれました。