2022年上半期絶対に聴いておくべきDNBアルバム5選

2022年の上半期が終了し本記事ではこの半年間にリリースされたアルバムの中から特にお勧め出来る5枚を選定しました。もし聴き逃している作品がありましたらこの機会に耳を傾けてみては如何でしょうか。

なお、同趣旨の過去記事はこちらからご覧頂けますので是非お役立て下さい。

今年上半期はSkantiaが遂に1stアルバム'Common Ground'をリリース。UKFに掲載されたインタビューによれば本作に収録されている楽曲の多くは2018年から2019年に掛けて書かれたものということですが、彼が2019年にRAM Recordsと契約を結んだばかりの新人プロデューサーということを考えると当初から既に成熟した雰囲気を持っていたことが伺えます。本作は陰鬱な空気感で統一感を持たせながら様々なスタイルのDrum 'n' Bassを横断する傑作です。

MakotoはHospital Records契約後3枚目となるアルバム'Motion of Change'をリリースしました。'Salvation'以降度々起用されているボーカリストKarina Ramageとの楽曲や日本でも人気を博したHouseプロデューサーRasmus Faberとのコラボレーションなどを含む軽快でソウルフルなLiquid Drum 'n' Bass14曲を収録しています。そしてNoisiaは解散前最後のアルバムとなる'Closer'をVision Recordingsからリリース。2019年に2020年限りでの解散を発表したNoisiaでしたがその後の世界情勢を鑑み多くの人が解散ツアーに参加出来る機会を待つ為これまで解散自体を延期していました。本作はThe UpbeatsやMefjus, Black Sun Empireなど、お馴染みのNeurofunkプロデューサーとのコラボレーションは勿論Skrillexとの共作曲を含む新曲11曲既発曲9曲、計20曲収録の大作です。